船積検量

国際輸送の多くは船舶による海上輸送です。航空機による輸送に比べて輸送にかかる期間も長くなるため、長期間の輸送に加え、天候などの輸送状況によって大きな影響を受けることになります。安全な海上輸送のために船積みされる貨物の検量証明は非常に重要な情報として扱われています。
船舶に積み込まれる予定の輸出貨物の種類・状態・荷印(マーク)・個数などを事前に輸出書類と合致することを確認し、貨物の容積と重量の計測を行い証明いたします。 この証明数値は海上運賃の算出、船舶運航の輸送計画、安全運航などの基礎数値となり、貨物輸送の情報としてご利用いただけます。
南極観測船「しらせ」に搭載する物資も検量しています。「しらせ」に積み込まれる物資は観測のための装置をはじめ、雪上車・食糧・燃料・隊員の私物など多岐にわたります。検量は安全な海上輸送を確保するためのものですが、限られたスペースに効率よく積載したり南極基地に到着後のスムーズな開梱にも役立てられています。