鉄スクラップは産業廃棄物として処分されるものですが、再加工することで何度も新しい鉄製品としてリサイクルすることができます。回収された鉄スクラップは海外へ輸出され、電気炉によって再び鋼鉄へリサイクルされています。
当社グループの検収員は、回収された原料の鉄スクラップが円滑に流通されるようにグレーディング(格付検査)を行っています。このほか、鋼材を製造する上で混入していると設備の不具合や製品の品質低下を引き起こす禁忌物や不純物の発見、除去の指示を行っています。
回収される鉄スクラップは、産業廃棄物、民間設備の解体スクラップなどから持ち込まれることもあることから、放射性物質が混入する可能性があります。船積作業中に行われる放射線測定は人々の健康と安全を守るために重要な役割を果たしています。